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恐竜の絶滅を教訓に、マーケットを眺めてみると

恐竜の絶滅を教訓に、マーケットを眺めてみると

1日の外国為替取引量が約508兆円で、これは貿易量の金額ベースの約100倍に匹敵するって話ですが、有名な話なので、ご存知な方も多いかと思います。
この数字を初めて目にする方もいらっしゃるかもしれませんので、何が言いたいのかを申し上げますと、世界の貿易には為替が必要なわけで、ものの見事に実体経済であると言えます。
必要な分だけの取引をし取引量などに応じて、為替レートが決まると言うのは需要と供給に基づいた取引となるのでしょう。
しかし、その金額の約100倍の金額が世界の為替取引市場で取引されている実態。実体経済はそこにはなく、為替差金などを目的とした投資・投機の場と化しているということ。

法律に基づいているわけで、決して悪いことではないものの、おかしな話になっているように思いませんが?実体経済が金融経済に支配されている構図は。
関係ないとは言えないでしょう。取引量が100倍ならば、絶対的に支配しているのは実態のない金融経済であり、金融経済の動向に実体経済が動かされているのでしょう。
どう考えても小さい数が大きい数を動かすとは考えにくいし、これまでの形を振り返ってみれば、金融経済がクラッシュすれば実体経済もクラッシュしますが、金融経済が立ち直っても実体経済は簡単に立ち直れず。
リーマン・ショックの時を思い出せば納得行くのではないでしょうか?

何も金融経済が悪いと言っているわけではありません。もちろん、これ以上の金融経済の発展はよろしくないと思いますが、個人的には、食わず嫌いをするのではなく、とりあえずどんな味なのか?と試してみる必要があるのではないかと。

どんなに頑張っても金融経済がなくなることはありません。成長が止まることもあまり考えられません。実体経済にだけしがみつくのではなく、金融経済の仕組みを知り、金融経済を活用することが、現代を生き抜く術となるのではないでしょうか?
環境の変化に対応できないと、恐竜と同じことになってしまうと思われます。

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