世知辛い世の中です。個人的にはどうでもいい案件ではあっても、やり口がどうしても気に入らない。
愛煙家には住み辛い世の中になっていると思いますが、今度は呑兵衛も槍玉に挙げられるようです。もちろん、煙草の煙とか腹立たしいし、酒も酒乱の連中がいるとすべてを台無しにする。
しかし、これってお上からの規制で対処しきれるモノなのでしょうか?
タバコ規制と並んでアルコール規制は世界的な流れ。喫煙禁止の動きが急速に強まったのは、2003年のWHO(国際保健機関)総会で採択された「たばこ規制枠組条約」がきっかけだったが、アルコールについてもWHOは「世界で毎年約330万人が死亡している」として2010年に「アルコールの有害な使用を減らすための世界戦略」を採択した。
世界的な流れだということならば、世界で1つの法律にして、1つの通貨にして、1つの憲法で1つの税制にすべき。
これができないのならば、なんでもかんでも取り入れるべきではない。何故ならば、1つの通貨だけにして大変な目にあっているのがEUでしょ?
世界の流れだと言えばなんでも通じると思っていることが不思議。330万人が死亡されていることは残念なことですが、世界の総人口は約70億人と言われております。70億人の中の330万人ということは、約0.05%の話です。0.05%の方がアルコールで亡くなっていると、他の99.95%が犠牲にならないとイケないの?
日本の人口は2015年10月で1億2709万4745人(総務省統計局)で、自動車事故で死亡されて方は4117人(全日本交通安全協会)であり、約0.003%ですから問題視されなくても仕方がないのかもしれませんが、世界で見ると125万人(日本経済新聞)になっています。
アルコールの37.88%ですから、アルコールほど問題にすることもないのでしょうが、それでも1/3もあるのですから、自動車の生産台数規制とかの話が出てきても良いんじゃない?
喫煙だってアルコールだってマナーを守るためのガイドラインを出せばそれで問題ないでしょうし、違反をすればその人間から取り上げれば済む話。条例ではなく刑事事件にして厳しく取り締まればいいだけ。
何故、マナーを守っている人間がマナーを守れない人間の犠牲にならないとならないのか?しかも少数のマナーを守れない人間のために大多数が犠牲になる世の中って変じゃない?