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徒然日記

国の借金が1000兆円超えでも、貸しているのが国民で、国民の借金ではない!

国の借金が1000兆円超えでも、貸しているのが国民で、国民の借金ではない!

「お金を借りたこともないのに、なんで、借金をしていることになるの?」
と、娘がポツリと言いました。
これは「国の借金が1078兆円となり、国民一人あたりの借金が851万円になった」ということを受けてのようなのです。

こんなことを言われれば、日本で生活をしているだけで借金を背負わされているようであり、しかも、この借金額は毎年増えているのですから、嘆きたくなるのも当たり前。

まず、国の借金というよりも政府の借金であると言うこと。国と政府がイコールなのか?という疑問があり、国の借金という表現には常に違和感がつきまといます。
政府が勝手に借金をしているのに、国民一人あたりに換算する乱暴。
これが誤解を招く原因なのでしょう。

では、日本国債は誰が買っているのか?という話。
財務省がちゃんと公表してくれています。(PDFファイルはこちら

分かりやすいですよね。
1位が日本銀行…40.3%
2位が銀行等…20.4%
3位が生損保等…18.9%
ここまでで79.6%

日本銀行はお金を発行するところ。
お金を発行するところが、国債を購入。
自分で刷って自分で買う……。
無茶苦茶掟破り(笑)

銀行に預金をしているのは国民。
生損保等の商品を購入しているのも国民。
39.3%は国民が買っているようなモノ。

5位が公的年金…4.3%
6位が年金基金…2.8%

年金ってのは国民がやっているのですから、7.1%だって国民。

ですから、日本銀行と日本国民が86.7%の国債を引き受けている状態。
日本銀行と日本国民が政府にお金を貸し付けている状態。

サラ金業者のように高金利で貸すわけでもなく、超低金利で政府に貸しているのです。
なのに、国民一人あたりの借金に換算するって……
これって、サラ金業者が貸し付けて、サラ金業者1社あたり○○億円の借金という表現に値する。
こんなことをすれば、サラ金業者だって黙っちゃいないですよ(笑)

4位が海外…10.8%

これが純粋な借金。
117兆0441億円が純粋な借金だということです。

百歩も千歩も譲って、この借金は政府が作ったものであり、政治家を選んだ国民の責任だと言われ、その政治家たちがこさえた借金なのだから、これは国民の借金だと言われるのならば、1084兆円割る1.2億人で1人あたり約98万円となります。

千歩譲って約98万円ですが、これも政府が勝手に海外の方から借金をしているだけのこと。
このくらいの借金ならば、必死に日銀が株式を買っているのだから、その利益で返してしまえばいいじゃないですかね?(笑)

もちろん、政府が勝手に借金しているわけだと言っておりますが、政府が飛んでしまえば、日本銀行の信用がなくなり、日本が復活するのは大変でしょうけれどもね。
ただ、日本政府が飛んでしまえば、世界中の金融機関がパニックになるでしょうから、どの国も飛んでしまうことになり、相対的に見れば、みんな一緒に借金をゼロにしてゼロからスタートをしましょ!って話になるだけだと思いますけどね。

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