原因のない世界同時株安は怖くない?

米雇用統計の発表時に平均時給の発表もあり、平均時給の上昇から米国債の長期金利の上昇が出てきて、NYダウが売られる展開へ。
ドル高・株安・債券安と言う状態。
NYダウの下げが世界同時株安を誘発し、世界中の株式が大幅な下げを見せて大暴落という言葉が選択されるほどの状況に。

では、この世界同時株安と言う状況が、大不況を招くのか?と言うことですが、そう言う状態ではないと思われるのです。
どうしても10年前のリーマン・ショックが頭の片隅に存在し、リーマン・ショックと結びつけて、大恐慌だの大不況だのという言葉が踊り勝ちになりますが、今回の下げはリーマン・ショック当時とは明らかに違う下げだと見ております。

リーマン・ショックのときは、サブプライムローン問題から波及し実際にリーマン・ブラザーズが破綻し、AIGも倒産の危機となりましたが、「AIGまで潰したら、世界中が悲惨な状態になる」と政府に助けられ「モラルハザード」という言葉が一部分では流行った次第です。


原因を辿ると無茶苦茶な貸付というサブプライムローンが存在していたわけですが、今回の下げにおいて何らかの原因があるのか?と探してもリーマン・ショックに匹敵するような、もしくは、AIG倒産危機というような噂もないわけです。

実体経済に原因があったリーマン・ショックと今回の世界同時株安。
明らかに違うわけです。

今回の世界同時株安は「買われ過ぎ」ということだけではないでしょうか?
買われたモノは下がり、売られたモノは買われるのが相場。
買われ過ぎた相場が調整的に急激に下げただけ。

これだけ上昇したのですから、急落となっても全く不思議ではなく、将来的に眺めてみれば、良い調整局面となっているのではないでしょうか?

あとから何らかの原因が出てくるかもしれませんから、下がる相場ではないとは言えませんが、現状では下がっている要因が株式市場だけの話であって実体経済とは隔離された場所での出来事。
そうなると、実体経済の景気に影響を与えてしまうわけではないのでしょうから、近い将来復活してくることも考えておく必要があるのでしょう。

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