世界同時株安で年金積立金管理運用独立行政法人の運用成績はどうなる?

NYダウが1000ドル安を演じ、翌日は500ドル高と激しい値動きを見せています。
CFDの安値から見れば1700ドル以上の上昇を見せているNYダウ。
これだけの値動きをするのですから、これだけのリターンが見込めるものの、同等のリスクを背負える状態でなければ参加はしない方がいい。

最低限の資金があればマーケットは暖かく迎えてくれるものの、リスクを背負う覚悟のない方が参加する危険度というのは計り知れないのでしょう。

そんなNYダウの値動きを受けた日経平均も激しく動き、一時は1600円超えの下げを見せる状態に。
翌日は700円から高い状態になっていますから、株式市場全体がHOTな状態だということ。

そこで気になるのは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による年金運用実績でしょう。
悪いときにはさんざん騒ぎますが、良いときには端っこに追いやられてしまうニュース。
良い数字が出たときにだって悪いときと同じだけ騒いでやるのが公平というモノであり、差別・差別と鬼の首を取ったように騒ぎ立てている方々は、こういうところも差別・差別と騒げばいいのに……と、思ったりするわけです。

直近の運用成績が出ていましたから、ちょっと公開。
正確な数字や大きなグラフなどは、GPIFのHPに出ていますからこちら方ご覧ください。

平成29年度第3四半期の運用実績は、期間収益額で6兆549億円のプラスで、期間収益率は3.39%。
累積収益額は68兆9822億円で年率3.39%という実績。

ただ、ここで注意をしておきたいのは、累積収益額の68兆9822億円は素晴らしい数字なのですが、30兆3199億円は利子・配当収入です。
ようはリスクを取って積極的に運用した部分は、38兆6623億円ということになり、年率3.39%と言ってもこのうちの45.95%は利子・配当収入だということ。
リスクを取っている割にはどうなんでしょうかね?

個人的にGPIFに肩入れをするのは、悪いときばかり叩かれ、良いときに報道をされないからであって、運用成績だとか投資内容まで含めて肩入れしているわけではないのです。
平成29年度第3四半期で6兆549億円のプラスを出したということは、6兆円程度の損失は簡単にできるポジションだということ。
1年で行けば24兆円程度の損失はできてしまうわけで、2年もあればこれまでの利子・配当収益を覗いた部分を吹き飛ばすことも可能だってこと。

とにかく知りたいのは、利益の確定時期。
どのような状態で利益を確定するのか?ということを知りたいわけです。

でないと、これだけ上昇した相場は必ず下げるわけで、今回の下げが何処で止まるのかは分かりませんが、下げ続けることもあるわけでしょうから、逃げ場をどのように設定しているのか?を教えてもらいたいです。

相場は仕掛けも難しいですが、仕掛けと同等以上に逃げ場が本当に難しいのですから。

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