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徒然日記

リベラルはリベラルであってliberalではない

リベラルはリベラルであってliberalではない

20数年前、「リベラル」という言葉を知り、「かっこいい!」と思っていたものです。
当時、勤めていた会社に留学経験だか帰国子女だかの後輩がいて「リベラルってどういう意味?」と聞いたことを覚えております。
その時後輩には「中村さん、リベラルはリベラルとして認識して下さい。日本語に置き換えることなんてするから、英語を理解できなくなるんですよ」と言われ「こいつ、かっこいい」と思ったものです(笑)

今ならばgoogle先生に聞けばなんでも教えてもらえますが、20年前なんて携帯電話がショルダーフォンから小さくなったような時代。スーツの内ポケットに携帯電話を入れていると、スーツが偏ってしまうような重さの時代でした。当然PCだって持っていないし、スマホだって無い。
それでも意味が知りたく調べました。

「改革・革新・自由主義」と、こんな感じであったと思います。既存の事柄に縛られず新しいことをやっていく発想がリベラルだと思っていたのです。

が、今の時代ですと「リベラル」ってちょっとニュアンスが違ってきているようです。というか完全に和製英語なのでは?という状態。

政治の世界でリベラルと言うと、左っぽくて保守系に反対するような状態のように映ります。
しかし、よ~く考えてみると、安倍政権というのは「憲法改正」という既存のシステムを打ち破って、新しいことをやろうとしています。
その昔からたどれば、国鉄の民営化でも郵政民営化でも、大改革ですから完全にリベラルだと思うのです。
しかし、それに反対する層をリベラルと表現するってどうなんでしょうか?

政党の政策が良いとか悪いとかではなく、表現方法の問題です。
古来の伝統を守るような主義主張は保守だと思うんですが、今の時代「保守系」と言われる自民党がリベラル的で、「リベラル系」と言われる野党が保守的……

一体ナンノコッチャ?となりませんか?

党の方針に英語を無理やり使うから訳がわからなくなり、自分たちで使っていて違和感はないんでしょうか?もちろん「リベラルはリベラルであってliberalではない」と言われればゴメンナサイです。
しかしそれならば紛らわしいので違う言葉を作ればいいのに……と思うのは私だけではないはず。

今の政治に「リベラル」という言葉を当てはめるのならば、革新をしようとしている自民党がバリバリのリベラルだと思うのです。

こんな細かいことにいちいち意見をするなんて「面倒くさい!」と言われそうですが、意味もわからずに知ったかでモノを語りたくはないのです。

個人的にではありますが、政党にリベラル系とかのレッテルを貼ることが違うんじゃないかと思うのです。自らリベラルだと名乗っているのでしたら別ですが、事案によってどうにでも変化をするのがリベラルであって、与党に対抗する野党や何でもかんでも反対をする政党を十把一絡げにしてリベラルとは表現できないと思うのです。

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