タイミングを無視した政策よりも、時間を考えた政策のほうが、効果があると思える件

マイナス金利を導入した日銀に批判が集まっているようですが、何かの行動をしなければ文句を言われ、そして何かの行動をしても文句を言われる。
なんとも因果な商売ですねぇ(笑)。

何をしても下がるときは下がるし、上がるときは上がるのがマーケット。
川の流れに逆らって上流に登ろうとするのが難しいように、流れが下向きのときに上向きにしようとしても難しいってこと。

原油価格の下げが原因だとか、中国の景気減速が原因だとか、犯人探しを必死にやっていますが、犯人を見つけ出すことなど無理。
何故ならば、真犯人がどれなのかなど、いつになっても分からないことなのだから。

仮に真犯人が見つかったとして、どういう手をうちますかね?
現段階でもさまざまな無謀だと思えるような手をも打っているわけで、どんな手でも通用しないってことでしょ?
特効薬など存在しないのです。

流れに逆らうのではなく、流れに向き合って流れに乗ればいいだけ。
その流れを真正面から受け入れれば良い話なのです。

 

東京円相場月足

例えば、為替ドル円の動きですが、2007/06/22の124.14円をピークに、2011/10/31の75.54円までドル安円高が進んだわけです。
ローソク足の本数にして52本ですから52ヵ月間のドル安円高と言っても良いのでしょう。

2011/10/31の75.54円から一転し、2015/06/05の125.85円まで今度はドル高円安です。
ローソク足の本数にして44本ですから、44ヵ月間のドル高円安の動きとなり、一気にドル高円安が進んだ印象となっています。

ここで冷静になって考えておきたいのですが、52ヵ月と44ヵ月ですから、8ヵ月の差はありますがほぼ下げた期間と上げた期間が一緒です。
そして起点が124.14円であり、125.85円まで上昇した現実を直視すれば、上に抜けている状態となっています。
もちろん、上抜けた事実はあっても、全値戻りという見方をしても良いであろう誤差かもしれません。

と、いうことは、下げた期間と値幅が上げた期間と値幅とほぼ一緒。
時間と値幅でほぼ同一にして推移した為替だといえます。
ただし、下落の時間よりも上昇の時間が早く、そして価格が上抜けているという事実も存在していますから、大きな流れではドル高円安基調だと考えられます。

今後の時間と値幅でのポイントとなるであろう地点を申し上げておきます。

日柄的には
①2016/11
②2017/04
③201709

値幅的には
①106.63円
②100.70円
③94.76円

例えばですが、2016/11に為替が106.63円というドル安円高になっていれば、底となって反転する可能性が高くなると思いますし、2016/11に100.70円という価格でも構いません。
サプライズ的な金融政策を、2016/11に行ったときに為替が100.70円だったということならば、非常に効果が現れると思われます。

2016/11といえば、米国の大統領選挙のときです。
その時の為替水準が上記の3つの何処かに近いようならば、相乗効果もあってタイミング的には面白いのかもしれません。

ですから、ここから少なくとも2016/11までは、長期的にはドル安円高基調と考え構えておけば、何も怖くないということになるのでは?

まぁ、分かりませんけどね。
分からないですけど、過去の流れからすれば、自然の流れに逆らわない政策というのが、一番効果があるように思われます。
焦って何かをやっても、思惑通りに動かず、反対方向への肥やしとなるだけ。
タイミングをしっかりと見計らう必要があるのではないでしょうか?

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