違法ではないが、一部不適切な政党名？
話題になっている「支持政党なし」という政党。
ポスターを観た限り、「なんだこれ？」というポスター。
おふざけも甚だしいと思いきや、どうやら「支持政党なし」は本気のよう。
パッと見だけで判断ができないので、とりあえず「支持政党なし」のHPを覗いてみる。
すると、「支持政党なし」という名に恥ない、立派な政策である（笑）
政策自体が存在しない！？っていう変化球？？？
確かに「支持政党なし」と言う選択肢は欲しいし、民意の声をダイレクトに国会に反映させるという政策？は、共感が持てるわけで、斬新でいいのかも？と思ってしまう自分が怖い（笑）
支持政党なしでは、党としての政策はなく、議会において出てくる各種の
議案や法案については、その議案や法案ごとに一つずつインターネット等を
通じて皆様方にその議決に参加して頂き、一括してお任せ頂く訳ではなく
個別にその議案や法案ごとに賛成多数であれば賛成に反対多数であれば反対へと、
皆様方の使者として議決権を行使しに行くだけと考えております。（支持政党なしのHPより抜粋）
それにしても、少し考えてみれば政党名が「支持政党なし」ってのは、若干「ワンクリック詐欺」に近いモノが感じられ、支持する政党がないから「支持政党なし」と選択してしまう方々も多く存在するのでは？
政党としての「支持政党なし」に投票したつもりがなくとも、「支持政党なし」に投票していたことになるという結末。
お年寄りなどは、紛らわしくて大変じゃないですかね？
まぁ、こういう現象まで狙っていたでしょうし、ネット内で騒がれることを期待していた部分はあると思うわけ。
そうでなければ政党名を紛らわしいモノにせず、政策を「民意をダイレクトに立法に反映させる」でいいのだから。
最初から仕事の放棄？
それと国会議員の仕事って、民意を反映させるだけ？
国会は立法府なのだから、法律を作り上げるのも仕事なのでは？
すべての仕事をこなしてこそが国会議員なのに、最初から「使者として議決権を行使」の仕事だけしかしないっていうような宣言してしまっているのはどうなんでしょうかね？
こういう政党名が生まれてしまうというのも、これまでの歴史からでしょうから、日本国民である我々自分たちの責任。
これまで政治に関心を持って接してきていなかった結果なのでしょう。
今年から18歳以上に選挙権が与えられましたが、面白半分での投票だけは避けてもらいたい次第。
きちんと自分で考えて、そして投票するのならば、文句はない。
しかし、何処でもいいし、自分の一票なんてどうせ……的な発想だけは持たないでもらいたい。
英国のようになってしまいかねませんから……。
選挙権を持つ日本人が試される選挙になっているのかもしれません。
