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「仮想通貨は安全か否か?」と聞かれるけど、真裏にはどんな言葉が含まれているの?

「仮想通貨は安全か否か?」と聞かれるけど、真裏にはどんな言葉が含まれているの?

「仮想通貨は安全か否か?」
こういうお問合わせが結構あります。

何に仮想通貨を利用するのか?ということになるのでは?
異国間の為替送金に使うのならば、手数料が安いのですから何の問題もないかと思われます。
銀行を利用して異国へ送金するときの手数料と、ビットコインを使っての送金との手数料の違い。
これを調べてみれば良いのでは?

仮想通貨を使っての資金集めをするのは、株式を発行することと同じでしょうから、株式市場が安全か否か?と聞いているようなモノ。
一部上場の企業ならば信用が集められ、新興市場(ジャスダックやマザーズなど)では、審査が甘い分だけ信用も薄いと言うだけ。
では、新興市場に登録している会社のすべてが安全かどうか?そんなことは誰にだって分かるわけはないのであって、安全だと思う会社に投資をするだけの話となるのでしょう。
一部上場の大企業だって倒産するときには倒産するのだから。

「仮想通貨は安全か否か?」と聞いてくる方々の殆どは、完全に口には出さないものの「仮想通貨に投資をして、利益が得られるのならば投資をしたい。損をするのならばしたくない。詐欺に合うのも嫌だ!」ということなのだと思います。
直接聞いても口をモゴモゴするだけですから推測の域になってしまいますが、「安全か否か」という言葉の真裏に「利益が確実に出て損はしないのか?」と思惑が隠れているのではないかと推測されます。

確実に利益が出るのならば誰だってやるって(笑)
全財産を仮想通貨に入れて、必要な分だけ円に換金していれば常に利益が出ているのだから。
でも、「安全か否か」と聞いてくる方々の殆どが、確実に儲かるのならばやりたいという方々ばかり(笑)

言葉はきついかもしれませんが、確実に儲けたいという方々は、投資や投機をやる資質を持ち合わせていないと思っています。
利益を出したいのならば、出したい利益と同等のリスクを背負う必要があるのですから、最終的に利益が出ても損失となっても自己責任。
自己責任で仮想通貨を投資対象とするのならば、利益が出ても損失が出ても安全であり、自己責任は嫌で利益しか考えらないという方は、利益が出ない場合を認めない限り、参加資格が無いのでは?と思っています。

「仮想通貨は安全か否か?」と聞かれその言葉を額面通りに捉えれば「安全」とお答えしますが、「安全か否か」の言葉の真裏に含みがあると感じた場合には「分かりません」としか言いようがないのです。
失敗したときに責任を転嫁されても困りますし、仮に「危ない」と止めてしまって、やっていたら利益が出ていたと後から責められるのも嫌ですから。

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